私は2018年9月に帝王切開で出産をしています。2回の出産を経験していますが、病院から具体的な金額は知らされませんでした。保健師さんから「出産育児一時金より少し多いくらいだよ」とは言われましたが。カード払いのつもりなのでいいですが、心構えもしておきたいところです。今日はその時の出産費用について私の経験をお話ししたいと思います。
退院時自分の支払いは”0円”だった!
出産時は健康保険から手当金が出る
出産時には健康保険から「出産育児一時金」が支給されます。私は「直接支払制度」を利用していました。42万円の一時金は出産した人に支払われますが、「直接支払制度」を利用することで一時金が病院に直接支払われます。そうすることにより病院窓口で高額な医療費を支払う必要がなくなります。
また、実際にかかった費用を支払い、後から一時金を貰う方法もあります。受取代理制度です。私の場合、33万円が請求されることになります。ちょっと緊張しますね。クレジットカード払いにしてポイントを沢山もらうのも良いかな思ったことは内緒です。
直接支払制度の申請ですが、妊婦健診時に病院から提案されます。皆申請していましたね。
出産費用は33万6786円だったけど自己負担は0円
結局、出産費用が一時金以下だったので私の自己負担分は0円でした。食事や個室代は自己負担になりますが、その分を含めても自己負担は0円でした。私も驚いたので、「食事や個室代を含んでも0ですか?」と受付の人に聞きました。「はい。0円です」と言われ、良かったーと思いました。参考として私の入院状況を書きます。病院は田舎の総合病院です。
食事が美味しくてもっと入院していたかった!
個室の希望はしましたが、他にオプションは特にありません。マッサージ付とかヨガとかそんなものはありませんでした。田舎なのでね。笑
新生児の薬代は保険適用外だった
新生児の入院費も請求されなかったですが、薬代は保険適用外のため新生児薬代として5030円の請求がありました。薬はK2シロップです。10回分ほどありました。上の子の時は3回分くらいだったのに…。
事前に限度額適用認定書をもらうと便利
自己負担分があるかもしれないといわれていたので、実は出産前に高額療養費制度の申請をして「限度額適用認定証」をもらっていました。1ヶ月のうちで医療費が一定の自己負担額を超えた場合にお金が戻ってくる制度です。通常は後からお金が戻ってくるものですが、事前に医療費が高額になることがわかっている場合には「限度額適用認定証」を病院に提示すると便利です。医療費が自己負担を超えていたら、その分は請求されません。
限度額適用認定証をもらうには
各健康保険の窓口に申請が必要です。私は協会けんぽだったのでホームページでダウンロードをして郵送しました。認定証は1週間ほどで郵送されてきました。
お金にシビアなため、用意周到のつもりでしたが今回の出産は自己負担0だったので限度額適用認定証を使う必要はありませんでした。使わなかった認定証ですが、これには有効期限が記載されており、期限が切れたら返却する必要があるそうです。
まだ返却してなかった!早急に返します!
出産費用が42万円以下の場合、差額が支払われます
私の出産費用は42万以下だったので差額の約9万円が支払われます。差額の申請方法は2種類あります。「健康保険出産育児一時金内払金支払依頼書」と「健康保険出産育児一時金差額申請書」の2つです。簡単に説明すると前者は「支給決定通知書」が来る前に書類を添付して提出する方法、後者は「支給決定通知書」が来た後に添付書類なしで申請できる方法です。簡単すぎてすみません(笑)以下のサイトは私が参考にしたものです。
直接支払制度を利用されて、医療機関等への支給が終了した旨「支給決定通知書」にてお知らせ致します。
この通知が届く前に申請する場合が「内払金支払依頼書」、通知が届いた後に申請する場合が「差額申請書」となります。出産育児一時金についてより引用
私は決定通知書が届いてから差額申請書を提出しました。申請書を提出したらすぐ口座に支払われました。出産からは3か月後の頃でした。
加入していた医療保険からの支払い
社会人になった頃から民間の医療保険に加入していました。帝王切開は保険金の請求ができるため、忘れずに請求する必要があります。(個人の契約内容にもよるので確認が必要です)私の保険会社の場合、明細書と診断名があればいいと言うことだったのでそれらを提出しました。医療保険からの支払いは以下の通りです。
さいごに
出産にかかったお金ともらえたお金をまとめます。
・出産費用336786円(出産一時金にて相殺)
・新生児薬代 5030円支払い
もらえたお金
・出産一時金差額 83214円
・医療保険 15万円
負担金は5030円だったので22万8184円のプラスになりました。プラスになったとはいえ、会社からの給料もなくなり、育休手当もまだ入る前だったのでこのお金は生活費に消えていきました…。
出産は何があるかわからない
私は予定帝王切開だったので、あらかじめ帝王切開になることは知っていましたが出産はなにがあるかわかりません。費用を抑えたいと思っていても、安心・安全に出産を行う必要があります。日本は妊婦健診から出産に至るまで、窓口での金銭的な負担を減らす工夫がなされています。結局、出産費用は終わってみないとわからないですが、もらえる手当についての手続きなど確認しておくことは金銭的な負担を減らすことにもつながると感じました。
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